新築で家を建てるときに気になるのが、「照明器具はどうやって決める」のか。照明は工務店指定のメーカーのものでないといけないのか?ネットなどで自分たちで好きに買っていいのか?などなど。
また、現在住んでいる部屋で使っているものを持ち込みたいという場合もあるでしょう。
今回は、僕たちの実例をご紹介したいと思います。
照明器具の施主支給について
施主支給とは
施主支給とは簡単にいうと、自分たちで購入・調達したものを工務店に渡して取り付けてもらう(または自分で取り付ける)ということですね。照明器具のほかにはタイル・壁紙といった素材が施主支給されることが多いですね。
それで、今回の家づくりで僕たちはInstagramやネットショップで見つけたおしゃれな照明をいくつかつけたいなと思い工務店に聞いてみたのです。
施主支給できるかできないかは施工業者によって違う
施工業者によって施主支給OKかどうか、またその範囲が異なります。僕たちがお願いした工務店の場合は基本的に照明器具の施主支給OKでした。
ただし、実際にあなたが建てようとしているハウスメーカー・工務店では
- 施主支給は全面的にNG(指定されたものしか付けられない)
- ダウンライトでもブラケットライトでも何でもOK
など異なる可能性もあります。気になる場合は、家づくりの打ち合わせの早い段階で確認したほうがいいでしょう。
ダウンライト・ブラケットライトは施主支給できない(僕たちの場合)
ただし、ダウンライトとブラケットライトは天井または壁に直接埋め込んで配線工事までセットで行うので、基本的に工務店が指定したメーカーのカタログから選んで取り付ける必要があるということでした。つまり、ダウンライト・ブラケットライトは施主支給できないということです。

あくまで僕たちがお願いした工務店のケースです
ちなみにそのメーカーはKOIZUMI・大光電機・オーデリックなど。これらのメーカーのカタログから選ぶ場合は、定価の42%になり取り付け工事費まで含まれますという説明がありました。もちろん、ダウンライト・ブラケットライト以外の照明でもカタログに気に入ったものがあればそこから買っても良いと言われました。
施主支給の場合はどこで買う?
ということで、ネットショッピングやInstagramなどでかわいくておしゃれな照明がないか探すことにしました。探すのは前述のダウンライト・ブラケットライト以外、つまり
- ペンダントライト
- シーリングライト
といった、シーリング器具に後付けができるタイプの照明です。配線だけ工務店にしてもらい、取り付けは自分たちでできるからです。
僕はソフトバンクユーザーなのでTポイントが貯まりまくるYahoo!ショッピングで照明を探すことにしました。ソフトバンクユーザーならポイント10倍。5のつく日なら15倍になります。そこを狙って毎晩妻と一緒に照明を探していたのを思い出します。余談ですがソフトバンクユーザーでなくても、Yahoo!プレミアムに入っていればTポイントが+4倍、5のつく日なら+4倍で、合計9倍になります。
ネットショッピング以外にも、ニトリや近所のインテリアショップなどもいくつか回りました。結果的にはすべてネットでの購入となりました(アパートからの持ち込み分は除く)。
我が家の照明を紹介します
それでは、実際に購入した照明をご紹介したいと思います。まずダウンライトがついているところは
- LDKの一部
- ウォークインクローゼット
- ランドリールームのメイン
- 洗面室
ですね。このあたりはメーカー指定カタログから選びましたが、取り立ててデザインに特徴があるわけでもない普通のダウンライトなので写真の掲載は省略します。
それから、前住んでいたアパートから持ち込んだのが
- 主寝室のシーリングライト
- 子供部屋2つのシーリングライト
です。いずれもニトリかどこかで買ったふつうの丸いシンプルなやつです。

持ち込みもいちおう施主支給に該当します
それ以外で購入した照明を以下で写真つきで紹介します。
※カタログが新しくなっていればその商品はメーカーにはもうないかもしれません。
【玄関ポーチ灯】KOIZUMI ブラケットライト(工務店指定メーカーカタログから購入)

こちらの照明は施主支給ではありませんが参考として載せています。
まずは玄関ポーチ灯です。これはわりと最後まで悩んだと思います。外壁が黒ということもあって合うものが限られてきます。そんな中から最終的に選んだのが、このまんまるでひび割れ加工が入ったものです。ひびの影がうっすらと壁に映し出されいい雰囲気を演出しています。明暗センサーと人感センサーが入っているので基本的にずっとスイッチはONでOK。
【玄関ホール】ペンダントライト「ロアンヌ」(施主支給)
玄関ドアを開けるとつぎは玄関ホールです。玄関ホールの照明はインスタなどで見かけて気になっていた「ロアンヌ」というペンダントライトです。どうしてもこれを付けたかったんですが、トイレと玄関ホールどちらにするか散々悩んだ結果玄関ホールに。
このレトロなフォルムがたまりません。また、電気をつけると光が乱反射(?)してとてもきれいです。

↓こんな感じになります
【リビング】ボーベル シーリングライト「クインク」(施主支給)
シーリングライトは最後まで悩みました、というかしっくり来るのが全然見つからなかったというのが正解ですが。
最終的に購入したのは、インテリア照明専門店の「ボーベル」というお店で売られているこちらの「クインク」というシーリングライトです。
専用のLED電球が5灯ついていて、それぞれ角度が調整できるのと専用リモコンで1灯ずつコントロールすることもできるようです。今のところ我が家では5灯すべてを一括でコントロールしていますが、調光・調色機能がありデザインだけでなくかなり機能的なシーリングライトです。

非常にすばらしい照明器具なんですが、専用のLED電球しか使えないというのが唯一のデメリットです。
【ダイニングテーブルの上】オーデリック ペンダントライト「HASAMI」(工務店指定メーカーカタログ)

こちらの照明も施主支給ではありません。

ペンダントライトは施主支給でもよかったんですが、これは安くてデザインも気に入ったので工務店で見せられたカタログから選びました。
なんとこちらは波佐見焼のペンダントライトです。我が家は壁紙やドア、カーテンなどでかなり遊んでいる(柄が多い)のでこういうシンプルな照明が合っていると思います。電気を点けると照明の真下だけではなくペンダント全体がほんのりと柔らかい光を放っていてかわいいです。

ちなみにここはダクトレールから吊り下げているので、照明を追加することもできます。
【パントリー 兼 妻の作業スペース】FUTAGMI ペンダントライト「明星(小)」(施主支給)

こちらは私がインスタで見つけて一目惚れしたペンダントライトです。
こちらは以前記事で紹介したFUTAGAMIの真鍮ペンダントライト「明星」です。
小ぶりでキッチンの奥にありますが存在感がすごいです。

詳しくは上のリンクからご覧ください。
【トイレ】大光電機 ペンダントライト(工務店指定メーカーカタログ)

こちらもカタログで一目惚れしました。

このように施主支給じゃないのもわりと多いです。
トイレはアクセントクロス、エコカラット、クッションフロア、ドアすべてが個性的な空間になったので、照明はシンプルな形のこちらの照明を選びました。玄関ポーチ灯と同様、気泡の影が天井や壁にほんのり映し出されてとくに夜にトイレにこもると落ち着きます。

トイレに行かないと見られないのがもったいない気もします。
【ランドリールーム】オーデリック ブラケットライト(工務店指定メーカーカタログ)

こちらも工務店で見たカタログから選びました。
最後はランドリールームの作業台の頭上についているこちらのブラケットライトです。トイレの照明と同様気泡が入っています。
ランドリールームはメインで中間色のダウンライトだけで十分明るいんですが、たまにこちらのブラケットライトだけ点けてほんのり黄色いあたたかな光の中で音楽をかけながら洗濯物を干すとちょっとおしゃれな気分になります。

ランドリールームだということもあって、ホコリがものすごく溜まります。
施主支給できるかどうかは、とにかく早めに施工業者に確認しよう
ということで、我が家では施主支給した照明が結構たくさんあります。
前述のとおり、ホームメーカーや工務店によっては施主支給自体がダメだと言われる場合もありますので、打ち合わせの早い段階で施主支給OKなのかどうか聞いておくと良いと思います。
ちなみに僕たちがお願いした工務店では、施主支給した場合は配線工事費用が照明1つにつき2000円~3000円ぐらいかかりました。(カタログから選んだ場合は工事費用は照明器具の金額に含まれる)
また、あまり大きな声では言えませんが、施主支給した照明器具やその他のソファなどにかかったお金も建築費用としてこっそり住宅ローンに入れてもらいましたよ…。