高所恐怖症、集合体恐怖症…恐怖症と呼ばれるものはさまざま
誰でも何かしらの恐怖症を持っているかと思います。
たとえば僕の母は極度の高所恐怖症で、歩道橋でもできれば歩きたくないそうです。
やむを得ず通らなくちゃいけない場合は、ど真ん中を歩き下を絶対に見ないようにしているそうな。
僕もそれほど重症ではありませんが「物理的に絶対に転落しない場所」なら大丈夫です。
高くて隙間が狭い柵などがある橋などがそうです。
まあ、橋ごと崩れたら終わりなんですが(笑)。
でも足がムズムズするのでやっぱり高所恐怖症なのかもしれません。
あと、僕が苦手なのがいわゆる「蓮コラ」です。専門的な用語でいうと「トライポフォビア」(集合体恐怖症)というそうです。
まあ、集合体恐怖症は有名よな
知らない人や苦手な人は絶対に検索してはいけませんよ!
無音恐怖症とは(僕の場合)
というわけでここからが本題です。
上記の高所恐怖症やトライポフォビアに加え、自分で自覚している恐怖症のひとつに「無音恐怖症」があります。
無音恐怖症は正式な病名ではないということですが、僕の場合は以下のような症状(?)があります。
- 車の停車時のアイドリングストップ時に「シーン」となっているのがイヤ
- 仕事中は窓を開けて外の雑音を聞きながら作業したい
- 自宅ではできれば常にテレビまたは音楽をつけていたい
- 寝るときは小さいボリュームで音楽をかけないと眠れない
- エレベーターで他人と乗り合わせたときに早く降りたいとソワソワする
- レストランなどで店内に音楽がかかっていないと、落ち着いて食べられない
このようにさまざまなシチュエーションで無音恐怖症に襲われます。
また、人によって苦手な状況や度合いが違うのも特徴です。
- 完全に無音の状態のみが怖い or シーンと静まりかえった空間が落ち着かない など
- 「怖い」「落ち着かない」「耐えられない」「気味悪く感じる」など
日常的なものでいえばこんな感じです。
非日常的なシーンでいえば
「廃墟のアパート群で有名な島に写真を撮りに行ったとき、風の音や鳥の鳴き声のなどが止み瞬間的にほぼ完全な無音になる」
のを体験したときにものすごく怖いと思いました。
この瞬間は「落ち着かない」というより単純に「怖い」とか「不気味」という印象でした。
無音恐怖症を解消するためのアイデア
正式な病名ではないので病院にかかったり治療のしようがありませんよね…
無音恐怖症への対策があるとすれば、とにかく自分から工夫して無音の状態にならないように行動するしかありません。
家ではボクも吠えて協力するよ!
オレは足音すら立てないからあまり力になれないな
アイドリングストップはオフにする
たとえば、アイドリングストップによる静寂・沈黙がイヤなら、運転中にその機能を切ります。
僕はこれは車に乗ってすぐしますね。
僕はとくに他の人と乗っているときがとくに苦手です
そもそもアイドリンストップするとエアコンが効かなくなったり、一時停止したときもいちいちエンジンが止まるしで逆に危険な気がします。
家ではテレビをつけておく(難しい場合は音楽をかける)
テレビは人の声や音楽が常に鳴っているので、無音恐怖症の人にとっては必需品です。
たとえ観ないときでもつねに点けておくといいと思います。
ただ、我が家の場合(結婚後)は、妻はテレビは基本的に「観ないのならもったいないからつけない」派なのでテレビが消されていることが多いです。
テレビのかわりに音楽をかけることが多くなりました。
就寝時にできるひと工夫
あとは就寝時ですが、子どもと一緒に寝るようになってからは音楽はかけられなくなってしまいましたが、イヤホンを使えば自分だけにしか音楽が聴こえないので、妻に迷惑をかける心配もありません。
こちらのイヤホンは以前にも紹介したことがありますが、これを睡眠時に片方の耳にゆるく装着します。
こうしておけば、寝ている間に寝返りを打ったりしたときに勝手に外れます。
もし外れなくても、片方にだけ装着しているので翌朝にアラームが聞こえなくて寝坊する危険性がありません。
音量にはじゅうぶん注意してください
かすかに聴こえるぐらいでいいと思います
軽度の無音恐怖症の人なら、扇風機やエアコン、空気清浄機といった機械が発する雑音だけでもずいぶん落ち着くと思います。
自分の症状に合わせてどういう工夫をするか決めるといいでしょう。
可能なら自分で雑音を出したり音楽をかける
回避できない状況というのもいくつかあります。
たとえば、エレベーターがそうです。
エレベーターを使わずに階段やエスカレーターを使うという方法もとれますが、目的のフロアが遠い場合はエレベーターを使わざるをえません。
このとき、イヤホンで音楽を聴くことができるなら別ですが、仕事中の移動だとそれができません。
まあ、エレベーターは各階停止なんかで目的の階まで時間がかかったとしても、せいぜい長くても2~3分なのでギリギリ耐えられる時間ではあります。
エレベーターの場合は閉所恐怖症という別の問題もありますね
もうひとつはレストランなどで音楽がかかっていないとき(そういうお店はあまりないですが)。
個人的にはこれがいちばん苦痛です。
シーンとした中、食器をカシャカシャする音が聞こえてきたり(無音ではないんですが不快ですよね)、誰かと一緒の食事でも周りに話し声が聞こえてると思うと落ち着いて食べられませんよね。
こういうお店は憶えておいて、二度と行かないようにするしかありません。
ひとり飯の場合は片耳だけイヤホンつけててもいいかも…
ただ、上記のような特殊な条件の場合を除き、自分で音を出すことは可能だと思います。
上で説明したように、テレビをつける、音楽をかける、窓を開ける、音が止まないようにする(アイドリングストップ)などですね。
身の回りにあるモノを使って自分で継続的な雑音を出すように工夫してみましょう。
コメント
私も無音恐怖症だと自覚しています。この前、朝起きた時に無音で恐怖と汗が治まらなくなり、母が喋りかけてくるまで動けない状態でした。そして無音の夢の中で、現実では思い出せない恐怖心が湧いてくる時があります。その恐怖はいい大人になっても治まらないので、現実では無音だったのかなと思っています。私の症状は、無音になった時恐怖で動けなくなったり、ひたすら汗をかいたりすることです。お互い、無音恐怖症を改善できるといいですね。(笑)共感できる人がいて安心しましたε-(´∀`;)ホッありがとうございます。
長文失礼しました。
アイドリングストップには心底共感しました。
曲と曲の合間の少しの無音時間など、継続してあった音が途切れた時の無音って怖いですよね。
私はその環境に音が溢れていなければダメで、イヤホン作戦は効きませんでした。
一人の時は割と平気なんですが、人といる時の静寂はパニックレベルです。
よって教室なんかは怖くて死にそうな毎日でしたが、当時は思春期だったからか人に言えず、死ぬ思いで我慢した日々が克服ではなくトラウマとなり大人になってしまいました。
賑やかな所でしか働けず、就ける職種も限られています。
好みの環境に自分の部屋が
マイナーなのか、ネットで検索してもあまり該当しないので、こちらの記事を見てなんだか安心しました( *・ㅅ・)*_ _))
好みの環境に出来る自分の部屋が安心出来る至高の空間です。
が、途切れてしまいました(;´Д`)
失礼致しました。
@ぱるぷんたーさん
コメントありがとうございます!
あくまでその場の環境音しかダメなんですね。
ほんと、人によっていろんなパターンがあるんですね。
お仕事にも影響が出ているとのことなので、僕と比べるとかなり深刻だと思われます💦
ご自分の部屋ぐらいは何も考えずリラックスできる空間にしておかないとですよね。
参考になるコメントありがとうございました。