もう3ヶ月ほど前になりますが、「長崎市内の道路事情で注意すべきこと」という記事を書きました。第1弾は「道路が狭い」編でした。
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今回はその第2弾です。長崎市といえば、路面電車が走っていることでも知られています。修学旅行や観光でもよく使われています。
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ということで、長崎市内、とくに市街中心地を車で走るときの注意すべきこと「路面電車に注意」編をお送りしたいと思います。
レンタカー・マイカーで長崎市を観光しようと思っている方の参考になれば。
長崎市街中心地を車で走る際は路面電車に注意!
路面電車通りを右折するときの注意点
車で走る際に路面電車を強く意識するのが右折時です。基本的には路面電車通りでは右折しないほうがいいんですが、地元の人でない場合は迂回ルートも分からないと思います。
どうしても右折する場合は以下のポイントをおさえておきましょう。
- 右折専用レーンがあり、なおかつ右矢印信号が出る交差点なら問題なし
- 右折専用レーンの有無にかかわらず、右折するときは軌道敷外で待機
- 軌道敷内で停止してしまった場合は電車の通行の妨げにならないようにする
- 右折した先が詰まっていることが多いので注意(とくに平日の夕方など)
警笛を鳴らされます
他の街ではどうか分かりませんが、長崎市の場合は軌道敷内に車で入って停止していると路面電車が近づいてきたときにほぼ100%警笛を鳴らされます。
また、右折専用レーンの軌道敷外で待機していても、軌道敷に接近している場合などは注意を促すため鳴らされることもあります。右折レーンで待機する場合は、軌道敷に近づきすぎないように注意しましょう。
絶対に右折しようとしてはいけない無謀な箇所
ここで、絶対に右折を試みるべきでないスポットをいくつか紹介します。少なくとも僕は絶対ここでは右折しないという場所です。
① 長崎駅前
まずは、こちらです。茂里町方面から南へ向かい、ちょうど長崎駅前に右折で入ることのできる交差点ですが、右折での進入はあきらめたほうがいいです。
ここが危険なポイントである理由としては次のようなものが挙げられます。
- 軌道敷が分岐している(大波止方面と蛍茶屋方面)ため、軌道敷の面積が広い
- 右折レーンはあるが、右矢印信号はない
- 自動車の交通量が多く、対向車が途切れにくい
- 右折した先が詰まっていて入りきれず、対向車線上で動けなくなってしまうこともある
僕はここで右折したこともしようと考えたこともありません。どうしても長崎駅前に用事がある場合は、ここをいったん直進で通り過ぎ、次の交差点から左折→左折→左折、と進めばあとは直進して長崎駅前に進入できます。
また、右折レーンがあるのですが、右折専用ではなく直進も可能なレーンです。このレーンで直進しようとしていた車が右折待ちの車を避けようとして、急に左レーンに車線変更してくることがよくあります。この場所は右折するときだけでなく、つねに注意して走行する必要があります。
ちなみに、長崎駅には大型商業施設のアミュプラザ長崎がありますが、アミュプラザの駐車場はここからは入れないので注意してください。長崎駅やJRの利用者向けの駐車場ならありますが、アミュプラザ長崎とは提携していないため、買い物での駐車料金割引などは受けられません。
② NBC長崎放送前
もうひとつはちょっと地味ですが、NBC長崎放送前の交差点。さっきの長崎駅前から左折して進んだ先の交差点ですが、ここもなかなか難易度が高く、長崎駅方面から来た場合はできれば右折はおすすめしません。
下のGoogleマップではちょうど車が右折しようとして軌道敷内で待機していますね。右折専用レーンがなくて軌道敷外で待機すると後続が詰まるから入っているのだと思います。
ここの難易度が高い理由は以下のようなものが挙げられます。
- 右折レーンも右矢印信号もない
- 桜町電停があるせいで見通しが悪い
- 右折の角度が直角ではなく右折時の距離が長い
ここの交差点で右折すると浜の町方面へ抜ける、いわばショートカットになる便利な道に繋がりますが、見通しが悪く右折しづらいです。
また、右折の角度が直角(3時の方向)ではなく、2時の方向ぐらいの角度になっており、このことがさらに難易度を上げています。
まあ右折レーン・右矢印信号がない時点で僕はここからは右折しませんが(笑)。
路面電車専用の信号機にも注意
また交差点によっては路面電車専用の信号機があります。黄色の矢印で示される信号ですが、この矢印は路面電車への指示です。自動車学校で習うはずなのですが、ふだん見慣れていない人は戸惑ってしまうようです。
間違ってもその矢印に従って進まないように。
初見殺し!「賑町」交差点付近での合流に注意
最後の注意点です。これは右折に関することではありません。
下のGoogleマップを見てください。ここは「賑町(にぎわいまち)」という交差点の周辺です。諏訪神社のほうから新地中華街のほうへ向かう道の途中ですが、よく見ると頭上に「電車接近中」という表示とともに赤いランプがあります。
ここは道路と電車の軌道敷が交差する箇所なのですが、信号機がありません。電車が近づいてきたらこのランプが光るのですが、そのときは電車が優先で自動車はいったん停止しなければなりません。
とくに大きな音が鳴るわけではないので、ランプが光っていることに気づかずにそのまま直進してしまう危険があります。これが光った場合は必ず停まりましょう。
こんなの気づかない人も絶対いるよね!
お前は下ばっか見てるからな
まとめ
路面電車が走っているのは長崎市街中心地の狭い範囲ではありますが、観光スポットや買い物ができる施設もその近くにたくさんあります。
路面電車通りを運転する際は細心の注意を払って路面電車を意識して運転しましょう。
- 路面電車通りでは基本的に右折しない!
- 右折するときは「右折専用レーン」「右矢印信号」が出るところはわりと安全
- 右折時は軌道敷外待機!
- 長崎駅前では右折しない!
- 路面電車専用の信号(黄色矢印)に注意!
- 賑町の合流は要注意!
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