Instagramのマイホームづくりアカウントなどでよく見かける「病院用シンク」。
そのシンプルで角ばった可愛らしいデザインから、新居に取り入れてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 病院用シンクの特徴
- 病院用シンクと実験用シンクの違い・種類
- 病院用シンク・実験用シンクのメリット・デメリット
などについてご説明したいと思います。
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TOTOの病院用シンク・実験用シンクとは?
注文住宅の造作洗面台などでよく使われるTOTOが出している人気の「病院用シンク」「実験用シンク」ですが、これを同じ製品で呼び方がバラバラだと思っている方がたまにいます。
僕も最初「病院用シンク」のほうしか知らずに「実験用シンク」は別の呼び方なのかなと思っていました。
しかし、この2つは似ていますが、実は異なる製品です。
TOTO 病院用シンク・実験用シンクの違い・選び方
病院用シンク(病院用流し):SK106シリーズ
病院用シンクは「SK106」という型番の製品です。
寸法は幅760×奥行470×深さ225とかなり広くて深いシンクです。
実験用シンク(実験用流し):SK6/SK7
いっぽう、実験用シンクは「SK6」「SK7」の2種類があります。
違いは大きさで、SK6は幅760×奥行472×深さ165、SK7は幅610×奥行472×深さ152となっていて、病院用シンクよりも少し小さいつくりになっています。
幅の違いがもっとも分かりやすいですね。
SK6はSK106(病院用シンク)と幅・奥行はほぼ同じですが、深さが約6cm浅いです。
この写真は小型タイプのSK7ですね。
コンパクトにしたい場合はこちらを使うのがいいかもしれません。
TOTO 病院用シンクと実験用シンクの比較表
分かりやすく表でまとめるとこのようになります。
比較項目 | 病院用シンク SK106 | 実験用シンク SK6 | 実験用シンク SK7 |
---|---|---|---|
寸法 (幅×奥行き×深さ) | 760×470×225 | 760×472×165 | 610×472×152 |
フチの形状 | 浅い | 厚い(出っ張っている) | 厚い(出っ張っている) |
ぱっと見の印象 | でかくて深い | でかくてちょっと浅い | コンパクトでさらにちょっとだけ浅い |
両者の違いとしてもうひとつ挙げられるのが、フチの形状です。
病院用シンクはそれほど出っ張っていないのに対し、実験用シンクはフチがけっこう出っ張って盛り上がっています。
これにより、もっとも小さいSK7でも、造作のカウンターに埋め込むとゴツく見えてしまう場合があります。
Instagramのハッシュタグでは混同して使われているので注意
このように病院用シンクと実験用シンクは別物なのですが、Instagramで「実験用シンク」とハッシュタグがついている写真を見ると、実際には病院用シンクであることが多いので参考にする場合は注意しましょう。
僕も最初は同じものだと思っていました。
見分け方としては、底の深さが明らかに違うので、それで判断するしかありません。
ちなみに、ハッシュタグで見かけることができるハッシュタグには以下のようなものがあります。
TOTO 病院用シンク・実験用シンクに共通するメリット・デメリット
メリット・特長
- 見た目が角ばっていてシンプル・レトロでかわいい
- 広いので使いやすい
- つけおき洗いなどがしやすい(とくに底が深い病院用シンクの場合)
- 底がフラットなので、シンク内に水切りラックやバケツなどを置ける
いちばんのメリットとしては、やはり見た目に関してです。
また、シンク自体が直線的でシンプルなデザインなので、水栓はどんなものでも合います。
病院用シンク・実験用シンクの場合は、水栓をシャワータイプ、とくに伸縮が可能なタイプにすると掃除がしやすくなります。
我が家では、最近赤ちゃんが生まれたのですが、洗面室にあるこの病院用シンクで沐浴をしていました。
もちろん、入れる前に毎回きれいに掃除をする必要があります。
デメリット・注意点
- 底がフラットだから水はねしやすい(深いのであまり問題はない)
- 底がフラットなので水が流れていきにくい(溜まりやすい)
- オーバーフロー機能がないので水を溜めるときは溢れないよう注意が必要
- 側面に髪の毛などがついたときに流しにくい
- 溜めた水を流すときに大きい音がする
病院用シンク・実験用シンクでもっとも注意しないといけないのが、一般用のシンクにはついているオーバーフロー機能がないということです。
水を溜めるときについうっかり目を離すと戻ってきたときには床が水浸し…なんてこともありえます。
また、水を溜めたあとに流す際、最後の最後にけっこう大きな音がします。
おまけ:我が家の洗面室の病院用シンク
最後に我が家の洗面室に設置した病院用シンクをご紹介。
シンクのすみっこに水切りラックを置いて、そこにハンドソープを置いています。
底がフラットなのでできることですね。
あともうひとつのポイントは水栓で、エッセンスというメーカーの蛇口が長めのものを使っています。
せっかくの広いシンクなので、手を洗うときに手を横に曲げることなくゆったりと洗いたかったのでこちらを採用しました。
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