InstagramやRoomClipでよく見かける生活感が感じられないおしゃれで洗練されたイメージの部屋。極端に物が少なかったり、キレイでインテリアのセンスも高い…そういう空間はどうやったら実現できるのでしょうか?
そもそも「生活感」とは何か?「生活感」の辞書的な意味はこのようになっています。
喜怒哀楽の感情を持ち、学び、働くなどの活動を行う、人らしい雰囲気。また、住まいについて、いかにも人が暮らす所という感じ。「生活感のある人」「生活感の漂う部屋」
引用元:goo辞書
家や部屋は人が暮らす場所ですから、生活感が出るのは当然のように思えます。しかし、「いかにも」というのがポイントで、「生活感がない」ということはぱっと見で「ここに人が住んでるの?」と思わせるような空間にすることがポイントです。ハウスメーカーのモデルハウスなんかは生活感がない場合が多いですが、モデルハウスは実際には人が住んでいないので生活感がなくて当たり前です。
今回は、生活感が出てしまう原因と生活感をなくすための方法をいくつかご紹介したいと思います。
生活感が出てしまう原因と生活感をなくす方法
1.整理整頓ができていない、散らかっている
- 床に小さなゴミが散らかっている
- モノであふれかえった部屋
- 冷蔵庫に無造作に貼られているシールやプリント類
- ごちゃごちゃしたケーブルが見えている
もっとも多く、単純明快な理由としてはこちらです。整理整頓ができていなかったり散らかっているということは、人が生活している感じが満載というわけですね。
対策:大前提!整理整頓や掃除はこまめに
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2.物の色合いやサイズ感が統一されていない
- タオルの色や柄がバラバラ
- ハンガーの色・形・素材がバラバラ
- 異なるデザインの収納ボックスを並べて置いている
- テーブルに置いているケース類の色がバラバラ
このように、見た目がバラバラの同じ種類の物を並べて置いていると生活感が出てしまう原因になります。できれば同じもので統一したいところ。
対策:同じもので統一する(まったく同じ商品が無理な場合は色だけでも揃えると良い)
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ハンガーを統一する場合は、ラバー加工がされてるなど服が滑らない素材のものにするとどんな服でも困りませんよ。
3.日用品や雑貨などのラベルに書かれている日本語が目立っている
洗剤やシャンプー・洗顔料といった、日用品は派手なデザインのラベルであることが多いですよね。それらのデザインそのものだったり日本語の表記が生活感を強く主張しています。
英語など別の言語ならそれほど感じないのですが、日本語で書かれていることで、意味のある(意味が分かる)情報となり生活を連想させているのだと思います。
対策:詰替え用のシンプルな容器を使う
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あるいは、容器自体をマスキングテープなどを使ってラベル部分を隠すことでかわいいアイテムに早変わりさせるとともに生活感を低減させることも可能です。
4.「見せる収納」に失敗している
物をあえて隠さない「見せる収納」はおしゃれで挑戦してみたくなりますが、「見せる収納」はかなり難易度の高いテクニックです。ただオシャレなもの、かわいいもの、高価なものなどを並べるだけではもちろんダメ。使い方、組み合わせ方が悪いとただのごちゃごちゃした空間になり、かえって生活感がUPしてしまいます。ファッションのコーデに似ていますね。
対策:「見せる収納」は難しい。他の人の実例を見て研究するか、無理そうなら諦める
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5.ゴミ箱から醸し出される生活感
- いかにも「THE・ゴミ箱」なゴミ箱を使っている
- ゴミ箱からビニール袋がはみ出ている
- ゴミ箱を置いている場所が悪い(存在感が出てしまっている)
ゴミ箱は生活感と密接な関係があります。たとえ部屋全体がキレイに片付けられていたとしても、上のようなゴミ箱に関する問題があると台無しに。
対策1:本来ゴミ箱でない箱やカゴなどをアレンジしてゴミ箱だと分からないようにする
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本来ゴミ箱としての用途がない麻袋や普通の縦型の箱などをゴミ箱として使うという方法があります。フタがあるとビニール袋(ゴミ袋)が見えなくなるのでなおのことよし。
対策2:ゴミ箱は見えないところに置く(隠す)
ゴミ箱を死角になっている場所やつっぱり棒&カーテンなどで隠してその中に置くといった方法もあります。新築で注文住宅で建てる場合などは、はじめからゴミ箱を入れ込むスペースが設けられた造作家具を作ってもらうこともできます。
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対策3:おしゃれなゴミ箱を置く
「ゴミ箱いちいち出したり引っ込めたりするのめんどくさいよ」という人は最後の手。おしゃれなゴミ箱を買って置くしかありません。デザイン性の高いゴミ箱も数多く存在しますが、自分の部屋の雰囲気に合うものを選ぶ必要があります。
6.カーテンや掛けているタオルなどがピシッとなっていない
- タオルかけに掛けているタオルが手前と奥で長さが揃っていない
- カーテンならタッセルで束ねているときに左右の束ね方が違う(左右対称になっていない)
これは整理整頓に近く、かつかなり細かいところになってきますが、人が使った跡が感じられると生活感が出てくる例です。
対策:細かいところまで気を配ってピシッとする
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なんか大雑把な対策だなw
ふだんの生活だけならここまでしなくてもいいかもだけど、来客時などには意識していたほうがいいかもしれませんね
憧れの「生活感のない家」に住みたいなら
つまり、「生活感のない家」にするにはまずは見せる物を最小限にする(見せる収納をする場合は除く)、整理整頓をするなどして、人が暮らしていない感を出す努力を行うことが前提です。そしてその上で、その見えている物をいかにおしゃれに、統一感があるように見せるセンスが必要。
今はInstagramやRoomClipなどでお手本にできる(良い意味でも悪い意味でも)写真が数多く投稿されていますから、よく研究をしてセンスを磨いていきましょう。