2019年4月から運賃が改定(「大人130円」「子ども70円」に値上げ)
約10年ぶりの値上げ
長崎市内を走る路面電車(長崎電気軌道株式会社)の運賃は、2009年10月に100円→120円に値上げされたのですが、今年の4月1日からさらに130円に値上げになりました。
子どもは大人運賃の半額65円を繰り上げて70円ということになります。
あ、ちなみにどこまで行っても130円(均一料金)ですよ。
子どもって何歳から何歳まで?
子どもの運賃の計算方法は複雑なので、以下をご覧ください。
運賃のおもな支払方法
定期券
定期券は通勤・通学に利用する人向けですから、観光客などの方はあまり関係ありませんね。定期代も運賃改定により値上げされています。
現金(障害者割引や団体割引あり)
頻繁に乗らない人は現金での支払いになると思います。おつりは出ないので、ぴったり準備しましょう。車内にある自動両替箱で両替ができます。
長崎スマートカード(長崎)
長崎の路面電車でもっとも注意すべきなのが、現時点ではSuica・PASMO・ICOCAなどの全国的な交通系ICカードは一切使えないということ。その代わりに「長崎スマートカード」が使えます。長崎スマートカードは長崎県内を拠点とするバス・路面電車・鉄道事業者で相互利用できるICカードです。2020年にSuicaなどに対応予定とのことですが当面は長崎スマートカードだけみたいですね。
また、長崎スマートカードに代わる新しいICカード「エヌタスカード」が2019年夏に登場しますが、こちらは路面電車では利用できないとのこと。
このため、一時的な滞在がほとんどの観光客の方は長崎スマートカードを使う機会はないかと思います。というわけでスマートカードの使い方は省略します。まあ、乗るときと降りるときにそれぞれかざすだけです。
一日乗車券(大人500円・子ども250円で1日乗り放題)
一日乗車券は観光客向けのサービスですが、こちらは運賃改定の影響はなく、500円(250円)据え置きとなっています。1日に4回以上乗るつもりならこちらがお得ですね。
停留所の名前が2018年8月から変わっています
また、直接関係ないですが、路面電車の停留所名が昨年8月に変わりました。観光スポットが停留所名になっている箇所もいくつかあり、観光客向けの変更とも言えるでしょう。
乗り継ぎ(乗り換え)ができる唯一の停留所名は以前は「築町(つきまち)」という名称でしたが、この変更で「新地中華街」に変わりました。観光客の方は覚えておくといいでしょう。