長崎県はキレイな海に囲まれています
長崎県は離島がたくさんあり、北海道に次ぐ海岸線の長さを持つ県です。豊かな海に囲まれているため、キレイなビーチ・海水浴場も県内に点在していて、海水浴シーズンにはどこも多くの海水浴客で賑わいます。
今回は長崎市とその周辺部のおすすめ海水浴場をまとめてご紹介したいと思います。もちろん長崎市以外の市や五島列島や壱岐などの離島にもキレイなところがたくさんありますが、僕が実際に行ったことがあるところだけを紹介したいので、長崎市とその周辺部に限定しました。
また、この記事に載せているインスタの引用以外の写真は僕が実際に撮影したものです(多少補正はしています)。
長崎市南部(野母崎方面)の海水浴場
長崎市内でとくに海水浴場が多いのが南部です。長崎半島の先端は野母崎(のもざき)と呼ばれる地域ですが、軍艦島があることでも有名です。半島の西側の海岸なら、どこからでも軍艦島が見えるのでドライブコースとしても最適。
脇岬(わきみさき)海水浴場
脇岬海水浴場は長崎半島の先端部に位置するビーチです。約2kmに渡る長く白い砂浜が特徴で、海水浴シーズンだけでなく釣りをしたりウインドサーフィンを楽しんだり、砂遊びをする子ども連れの家族など、一年中賑わっています。面している海は太平洋でも日本海でもなく東シナ海です。
「日本の水浴場88選」にも選ばれている長崎県を代表する海水浴場のひとつです。
脇岬海水浴場は波が高くなることが比較的多い海水浴場だと思います。泳ぐときは注意してくださいね。
田ノ子(たのこ)海水浴場
田ノ子海水浴場はおそらく正式名称ではありません。砂浜はとても短く砂利混じりのため、海水浴のみを目的とするより以下の近隣のスポットと一緒に散策する人が多いかもしれません。
- 野母崎総合運動公園
- 軍艦島資料館
- 野母崎炭酸温泉 Alega軍艦島
野母崎総合運動公園内には「水仙の里」があり、「のもざき水仙まつり」の開催期間中は水仙の香りに包まれます。
また、田ノ子島という島がすぐ近くにあるのですが、干潮時には陸続きになり違う風景が姿を現します。ここは軍艦島が角度的にキレイに見える場所としてもおすすめなのですが、国道沿いに少しだけ北上すると「南越(なんごし)」という名前のバス停があります。
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このバス停は元欅坂46の長濱ねるさん(長崎県出身)のソロ曲「また会ってください」で出てくるバス停です。
また、このバス停は長崎県出身の俳優 役所広司さんが出演されている「長崎バス」のCMにも登場していて、インスタ映えするバス停です。
バス停には車を停めちゃダメだよ!
高浜(たかはま)海水浴場
田ノ子からさらに国道沿いに北上すると、高浜海水浴場が見えてきます。脇岬海水浴場と比べるとビーチの長さは約800mと短いものの、水がとてもキレイで「日本の水浴場88選」に選ばれている海水浴場です。ビーチがほぼ真西に向いているため、夕日も楽しめます。
ちなみに同じ名前の「高浜海水浴場」が五島にもあり、どちらかというと五島のほうが有名です。また、Instagramで「高浜海水浴場」のハッシュタグで検索して出てくる海はだいたい五島のほうなのですが、こちらの高浜海水浴場も負けず劣らずキレイです。
高浜海水浴場は、地図上では軍艦島がほぼ真横から見える(もっとも長い面が見える)ところに位置しています。季節によっては軍艦島と夕日を1枚の写真に収められます。
昨年は「のもざき砂浜Tシャツアート展」が3年ぶりに開催され、県内外から集まったTシャツが気持ちよさそうに風に吹かれていました。今年も開催されるといいな。
また、さきほど田ノ子で紹介した長濱ねるさんのMVで砂浜を歩いているシーンがありましたが、その砂浜はこちらの高浜です。
岳路(たけろ)海水浴場
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高浜海水浴場からさらに北上すると岳路海水浴場がありますが、国道沿いにないため初見だと見つけるのは難しいかもしれません。「岳路運動公園」という小さいグラウンドが目印で、その向かいにビーチに下る細い道があります。
岳路海水浴場は比較的規模が小さく泳ぐのを楽しむというより、子どもに砂遊びをさせるのにちょうどいいビーチです。近くには堤防があり、釣りを楽しむ人たちも多くいます。
川原(かわら)海水浴場
川原海水浴場はここまで紹介してきた脇岬・田ノ子・高浜・岳路とは反対の長崎半島の東側に位置する海水浴場です。橘湾に面し、対岸には島原半島を望むことができます。
ここの波打ち際あたりから砂利が多いのが特徴です。また、海水浴場のすぐ隣には川原大池がありバス釣りを楽しめたり、キャンプができる設備が整っています。
辰ノ口(たつのくち)海水浴場
辰ノ口海水浴場は香焼(こうやぎ)町にある海水浴場です。ここはビーチで海水浴を楽しむというより、ダイビングや釣りを楽しめるスポットとして有名です。
伊王島(いおうじま)海水浴場 コスタ・デル・ソル
香焼からつながっている伊王島大橋を渡るとそこは伊王島。昔は船でしか行けませんでしたが、伊王島大橋ができてからは陸続きになったので気軽に行くことができるようになりました。
伊王島にある伊王島海水浴場コスタ・デル・ソル(スペイン語で「太陽の海岸」)は広く白い砂浜とキレイな海が特徴(海がキレイなのは共通ですが)。
伊王島には2018年にリニューアルしたエンターテイメントリゾートホテル「i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ)」もあり、レストラン・バーベキュー・温泉・その他アクティビティが楽しめます。
高島(たかしま)海水浴場
この記事でご紹介する海水浴場のうち、この高島海水浴場のみ陸続きではないため車で行くことができません。長崎港または伊王島から出ている船に乗り向かうことになります。
高島海水浴場は砂浜が小さいながらも「日本の水浴場88選」に選ばれていることもあり、水がとてもキレイです。キャンプ場が隣接していたり、磯釣りができる公園が近くにあったりと家族連れでも楽しめます。また、高島の海にはなんとサンゴ礁があり、シュノーケリングをはじめとした各種アクティビティで高島を満喫することができます。
夏休み期間中はさまざまなイベントも開催されています。
宮摺(みやずり)海水浴場
宮摺海水浴場は長崎市街からのアクセスがいい海水浴場です。川原海水浴場同様、長崎半島の東側にあるため対岸には島原半島が見えます。
長崎市西部の海水浴場
長崎市街から西へ行くと東シナ海が望めるドライブコースとしては最適なのですが、切り立った崖のようになっているところが多く、海水浴場はそれほど多くはありません。
かきどまり白浜(しらはま)
「白浜」と名のつく海水浴場は全国にたくさんあります。長崎県にも複数ありますが、ここで紹介するのは長崎市内の柿泊(かきどまり)町という場所にあります。通称「弁天白浜」とも呼ばれます。長崎市内からのアクセスも比較的いいですが、場所が若干見つけにくいです。地図アプリやナビを見ながら探してください。
ただし、平成27年度から海水浴場ではなくなりました。遊泳の際は注意してください。
弁天白浜は、ドラマ「愛し君へ」や映画「精霊流し」などの撮影地としても有名ですが、波が比較的穏やかで砂浜も広いため子ども連れでも安心。
弁天白浜のシンボルといえば通称「りんご岩」と呼ばれる岩です。季節によってはバックに夕日が入るため非常にインスタ映えします。丸ごとかじられたリンゴのように真ん中だけ細くなっているためそのような名前がついたと思われます。
長崎市東部およびその周辺の海水浴場
結の浜(ゆいのはま)マリンパーク
結の浜マリンパークは正確には諫早(いさはや)市にある海水浴場なのですが、長崎市との境界近くにあるため取り上げてみました。
結の浜は人工海水浴場で、海水・砂浜ともとてもキレイです。トイレやシャワー室、バーベキューのための設備などが非常に充実しています。
この記事で紹介した海水浴場の所在地
Googleマップでまとめてみました。こうやって見ると、南部は海水浴場が密集しているのがよく分かります。
夏じゃなくても長崎の海は楽しめます
これから海水浴シーズンになるためこの記事を書いてみましたが、長崎の海は非常にキレイで見ているだけでも爽やかに気分になれます。夏以外にもドライブがてら訪れ波打ち際を散歩するのもいいですし、波の音をボーッと聞いているだけでもリフレッシュできると思います。
また、レンタカーなどで遊びに行こうと考えている方(とくに県外の方)は長崎での運転には注意してください。