「長崎市内は車で運転しにくい」という声をよく聞きます。
その理由としては挙げられるのは
- 道路が狭い
- 路面電車が走っている
- 原付が多い
などです。
今回は長崎市内を車で走る際に注意しておくべきことをご紹介しておきます。
車で観光してみようという方向けの内容です。
第1回は「道が狭い」編です。
※本当は1記事でまとめようと思ったけど長くなったので分割します。
土地が狭いから必然的に道路が狭い
長崎市は「坂の街」と呼ばれます。
土地が大変狭く細長い形状なので、路面電車が走っている中心市街でもちょっと外れると坂道、そしてその中に家が建ち並ぶという珍しい景観を持つ街です。
そういう状態ですから、当然道路も狭く、かつ曲がりくねっている。対面通行の道路でもどちらかが待たないと離合できない箇所も多数あり、こういう道をレンタカーなどで観光しようとするのは非常に難易度が高いです。
「離合(りごう)」ってなに?
九州では「車同士がせまいところをすれ違う」ことを「離合する」って言うらしいぞ
バスに注意
道が狭いという点において、とくに注意しないと行けないのが路線バスです。
長崎市内は路線バス網が大変発達していて、山の上のほうの町にもバスが頻繁に往来しています。
先ほどの離合しにくいような道にも当然バスがやってきます。
これに遭遇すると下手するとこちらがバックしたり、切り返しをしないといけない状況に陥る可能性があります。
ホテルでも結構標高の高い場所にあったりするんですが、観光バス同士が離合できず身動きが取れなくなって大渋滞が発生、なんていう光景も何度か目にしたことがあります。
長崎市内中心部で代表的な狭い道をご紹介
① 六角道(ろっかくどう)
長崎県立図書館から上へ登り立山公園・長崎東高等学校などに繋がる道がこの「六角道(ろっかくどう)」です。
この六角道には道路のところどころに木がそびえ立っています。実はこの木々はご神木なので切り倒すことができないということなのです。
結果的にこのような不思議な景観を持つ道路になったというわけなのですが、この道は超高難易度コンテンツです。
とくに上り坂の左側が狭く、軽自動車でないとすり抜けられないかもしれません。
観光でここを通るという人は少ないかもしれませんが、どうしても通ってみたい、また意図せずにここに迷い込んでしまった場合は注意して走行してくださいね。
途中でUターンすることはできないと思いますので。
② 中島川沿いの一方通行
車で長崎市中心部の「浜の町アーケード」などに行こうと思ってよく迷い込んでしまうのが、この一方通行です。
一方通行なので離合しにくいという問題は発生しませんが、ここに入ったら しばらくまっすぐ行くしかなく、しかも途中で出くわす交差点で毎回一時停止しないといけないという罠が待ち受けています。
結果的に目的地からどんどん遠ざかってしまいます。
長崎市中心部にはこうした一方通行が結構あり、ただでさえ複雑な道路網なのにより一層混乱を引き起こします。
③ 入船町
①・②はどちらもバスが通らない道でしたが、こちらは普通にバスが走っています。
下に動画を貼っていますが、このようにカーブの先の見えない道からいきなりバスが出てくるという道が中心地・郊外問わず長崎市内には結構あります。
長崎市内を走るときは、バス停がないかどうか確認しながら走行するのが良いかもしれません。
長崎市に車で行くときは軽自動車のほうがおすすめ
レンタカーなど、車種を選べるときは軽自動車に乗って行くのが良いと思います。
長崎は坂が多めで馬力が強い車が一見良さそうに思えますが、それ以上に道の狭さによる危険を回避するためですね。
レンタカーで長崎観光をお考えなら、複数のレンタカー会社のプランを比較して検討できる「じゃらんレンタカー」がおすすめです。
次回は、その②「路面電車という存在」編です(予定)。