注文住宅といっても、キッチンやバスなどの設備についてはメーカーの既製品を入れる場合が多いと思います。今回はキッチンについて、選ぶ際のポイントをまとめてみました。
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家事を楽にするために。あったら便利な設備・アイデア7選
新しい家を建てたいと思っているあなた、今住んでいるアパートなどで不便だと思っている家事や仕事はありませんか?その悩みごとは新居ではぜひ解消したいですよね。もちろん、予算や間取りなどとのバランスで検討し...
家づくりのこと 5 ~タカラスタンダードとLIXILのショールームに行ってみた~
注文住宅で頭を悩ませるのはデザインだけじゃありません。キッチンやお風呂などの設備は一度設置したら当分の間は変えられません。最初はLIXILのものがデザイン性がいいなと思ってたのですが、ついでのつもりで立ち寄ったタカラスタンダードでその考えがガラリと変わり、タカラに決めてしまいました。その理由とは?
ワークトップは人造大理石かステンレスか?
人造大理石のメリットとデメリット
ワークトップはキッチンでの作業を行う天板のことです。
機能面だけでなく見た目の雰囲気も左右する重要な部分なので慎重に決めたいところです。
メリット
- 汚れてもメラミンスポンジなどですぐにキレイにできる
- ワークトップが白いのでキッチンが明るく見える
- ワークトップが白いので汚れを発見しやすく清潔に保ちやすい
デメリット
- 食器などを落とすと音が大きい
- ナチュラルな雰囲気には合うが、アメリカンテイストなどには合わないかも
ステンレスのメリットとデメリット
メリット
- ステンレスなので汚れがつきにくく、熱にも強い
- わりとどんなテイストの家にも合う
デメリット
- 傷が目立ちやすい(つるつるしたタイプの場合)
シンクを選ぶ際のポイント・注意点
- ステンレスでエンボス加工がされているものなら、汚れが落としやすい
- ワイドタイプのシンクは物が洗いやすい
- シンクが浅いと水栓の形状などによっては洗い物がしにくくなる場合がある
- ワークトップとシンクを人造大理石同士にすると、見た目が統一されるだけでなく継ぎ目がなくなり掃除がしやすい
- シンクをワイドタイプにするとその分作業スペースが狭くなる
水栓を選ぶ際のポイント・注意点
- 水栓をセンサータイプにすると、調理の途中でもかんたんに、水栓を汚すことなく手を洗うことができる
- 伸びるタイプの水栓にするとシンクのすみずみまで洗いやすい
加熱機器(ガスコンロ・IHクッキングヒーター)を選ぶ際のポイント・注意点
- IHクッキングヒーターは、火を使わないのでまわりに物を置いても危なくない
- IHクッキングヒーターはフラットなので掃除が楽だが、ガスコンロは五徳など突起があるため大変
- ガスコンロをずっと使っていた場合、IHクッキングヒーターに変えると調理の仕方が変わる(鍋を振れないなど)
- ガスコンロは停電時でもガスが止まっていなければ使えるので災害時に強い
レンジフードを選ぶ際のポイント・注意点
- レンジフードは部屋の上のほうにあるため、色・デザインもけっこう重要
- 自動洗浄機能がついているものがある(予算と相談)
我が家のレンジフードは、「汚れの約97%をホーローがガード」するという謳い文句だったのですが、結局その上のシロッコファンまでガッツリ汚れていました。ハウスクリーニング業者に依頼して掃除してもらってびっくり。フィルターは要りません(むしろしないでください)と言われていたのですが、先日フィルターを装着しました。
食洗機(ビルトインタイプ)を選ぶ際のポイント・注意点
- 食洗機を導入すると、手が荒れにくくなる
- 食洗機は節水や時短につながる
- 食洗機を導入するとその分収納スペースが少なくなる
- 家族構成(人数)によっては不要かも
- 食洗機の位置に注意(シンクとの位置関係によっては使いくいかも)
食洗機は「採用してよかった設備」ナンバーワンでした。しつこい汚れもかんたんに取れるし、乾燥までしっかりしてくれるので安心です。最後のポイントとして書いた「食洗機の位置に注意」ですが、シンクで一度予洗いして食洗機に入れることが多いので、それがしやすい位置関係であることが重要かなと思います。
バックヤード(収納棚)を決める際のポイント・注意点
- キッチンとセットになっているバックヤードなら、デザインが統一できる
- 食器棚のガラスを色付きまたは模様が入ったものにすれば中の食器が見えなくなりスッキリする
- バックヤードを造作にする場合は、何を置くか、寸法まで細かくチェックして施工業者に伝えることが大切