世の中のあらゆるものに影響を与えている新型コロナウイルス。
家づくりにおいてももちろんその影響は及んでいます。
今回は、新型コロナウイルスによって家づくりにどのような影響が生じているのかをご紹介したいと思います。
新型コロナがマイホームづくりに与えている影響まとめ
材料が届かず工事がストップする
この前(といってももう2ヶ月ほど経ちますが)、我が家を建ててくれた工務店に立ち寄った際に、そこの社長さんから聞いたのですが、1件工事がストップしているお宅があるとのことでした。
トイレに必要な材料を一部海外から取り寄せる必要があるのが入ってこないため、だそうです。
打合せが直接対面からオンラインに変わる
家づくりの打合せは工務店の事務所を訪れて行うのがふつうでしたが、オンラインミーティングアプリの「zoom」などを使ったオンライン打合せを導入している工務店もあるようです。
- 【メリット】子どもが休校・休園で家を出られなくても打合せができる
- 【メリット】工務店の人に会わなくて済むので安心
- 【メリット】移動時間を削減できるため打合せや他のことに充てられる時間が増える
- 【デメリット】図面やカタログを突き合わせての細かい話がしづらい
完成見学会が中止・制限されたり、オンライン見学会に変わる
家づくりがストップする場合もあれば、工務店が開催している完成見学会などが中止になったり、個別対応・完全予約制になるなどのケースがあります。
個別対応となれば他の見学者と同じ時間に同じ空間に居合わせることはなくなりますが、その工務店の人とは直接話すこともあるでしょうから、なかなか危険かと思います。
また、会社によってはオンライン見学会を開催しているところもあります。
YouTubeでその家の紹介をしている動画が公開されていることが多いですが、
- 【メリット】工務店の人(プロ)がひとつひとつ詳しく説明してくれるので分かりやすい
- 【メリット】何度でも見返すことができる
- 【デメリット】紹介されていない細かいことを知ることができない
- 【デメリット】こちらの気になったことを質問できない
- 【デメリット】広さのイメージがしづらい
といった、特徴(メリット・デメリット)があります。
間取りを検討する際の影響
新型コロナウイルスの流行によって、手洗い・うがいが以前にも増して重要視されるようになっています。
住宅の間取りにおいては、家に帰ってきてすぐに手洗い・うがいができるよう、玄関付近に手洗い場(洗面所)を設けるような間取りになっている家が増えていますが、これがさらに増えるかもしれません。
住宅ローンへの影響
新型コロナウイルスの影響で、収入が減ったり、職を失ったりするなどして住宅ローンの返済が困難になるケースが考えられます。
フラット35の場合、「返済期間の延長」や「返済額の一定期間の軽減」「ボーナス返済額の見直し」といった返済方法の変更ができるよう相談を受け付けています。
●新型コロナウイルス感染症の影響により機構の住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ
https://www.jhf.go.jp/topics/topics_20200323_im.html
その他 金融機関でローンを組んでいて、コロナの影響で返済に影響が出そうな場合は早めに相談してみましょう。
また、これから住宅ローンを組みたいという場合、景気が悪化すると金利が下がるのが一般的ですが、今回のコロナでもそのような動きになるのかどうかは予測できません。情報収集に努めましょう。
まとめ:まずは情報収集を
新型コロナウイルスが家づくりに与えている影響はたしかに大きいですが、各社とも配慮・工夫をしながら家づくりを提供していっている印象を受けます。
ですが、今後の感染拡大によってはまた状況が大きく変わるかもしれません。最悪の場合、コロナの影響で経営破綻してしまう工務店も出てきてしまうかもしれません。
今回の記事でご紹介したような事柄を意識しながら情報収集を続けながらマイホームづくりを検討または進めていきましょう。