今回は、タカラスタンダードとLIXILのショールームに行ってキッチンとお風呂を決めてきたときのお話。もともとLIXILのキッチンやお風呂がデザイン性がよく第一候補だったのですが、ついでで先に立ち寄ったタカラスタンダードで運命の出会いを果たしました。
前回までのおさらい:家づくりとは体力勝負である
その前に、前回「こんな家に住みたい」という漠然とした希望リストを作ったというお話をしましたが、ここから先は実際にどういう素材・品物・仕様にするかというのを事細かにひとつずつ決めていかなくてはならないと段階に入りました。
注文住宅なので当たり前なのですが、打ち合わせは引き渡し直前になるまで定期的に行われ、さらに自宅でも夜遅くまで妻と相談・会議を繰り広げて体力的・精神的にクタクタになる日々が続きました。
それから、役所や銀行に書類を取りに行ったり届けに行ったり…家づくりは本当に体力との勝負でした。もう二度とやりたくないと思いましたね(笑)。その間は休日でも子どもを遊びに連れて行くこともなかなかできず、ストレスを感じていたと思います。
キッチンとお風呂を決めるべく、ショールームへ見学に
さあ、そんな打ち合わせばかりの日々の中で、ついにこの日がやってきました。
キッチンとお風呂を決めていただきたいので、今度一緒にショールームに行きましょう。
LIXILさんとタカラさん(タカラスタンダード)がとなり同士なので、順番に。
分かりました!
LIXILがなんか良さげだね?
注文住宅とはいえ、キッチンやお風呂、それからトイレといった設備に関してはメーカー品を選んで設置するというものでした。事前に妻とインスタでいろいろ情報収集をしていましたが、デザイン的にLIXILが良さそうだねという話をしていました。
工務店の営業さんも「個人的にはLIXILがおすすめです」ということだったのでまずはLIXILに連れていってもらうことになりました。
しかしその前日……
工務店からLIXILのショールームへ予約を入れてもらってはいたのですが、なにせ土曜日だったので予約客が多かったらしく案内してくれるスタッフの方が予定時刻には手いっぱいとのこと。
急遽、LIXILの隣にあるタカラスタンダードのショールームへ先に行くことに。まあいいや、楽しみは後に取っておこう。そんな軽いノリでまずはタカラスタンダードへ向かいました。
ところがそのタカラスタンダードで……!
「タカラスタンダードといえばホーロー」という漠然としたイメージしかなかったのですが、タカラスタンダード正直ナメてました。僕たちは予算があまりなかったので、「ホームビルダー向け」といって一般のお客さんが直接購入することができない商品を紹介してもらいました。
ちなみに僕たちと同じタイミングで妻の実家も家の建て替えをしていたのですが、妻のお母さんも一緒に見学についてきていました。
タカラスタンダードのシステムキッチン「オフェリア」
ショールームの秘密のドアを開けたその先で紹介されたのは「オフェリア」というシステムキッチンでした。
オフェリアの特徴は
- ホーローのキッチンパネル
- キャビネットの底もホーロー
- 豊富なデザインから選べる扉
ホーローのお手入れは基本的に水拭きだけでいいということで、家事を効率よくこなしたい妻とお母さんがそこに食いつきました(笑)。また、キャビネットの中もホーローなので専用のマグネット仕切りを使えばキャビネット内部を好きなようにレイアウトすることができます。
デザインはLIXILのほうがたしかに良いっちゃ良いんですが、タカラスタンダードにもデザインがいい扉パネルがあったのでそれをつければよさそうだねということで、オフェリアで見積りをしてもらうことになりました。
見積りをしてもらったときの仕様は
- 扉パネルは木目
- 扉パネルの取っ手は黒
- レンジフードも黒
- ガスコンロではなくIH、そして黒
- 食洗機付き、色は黒
- 頭上の収納とバックセットは不要
という感じです。
僕も妻も黒が好きなので、黒にできるものは全部黒で見積もりしてもらいました(笑)。ちなみにIHは黒のほうが少し安かったです(標準はシルバー)。
頭上の収納はキッチンの配置的につけられないし、またバックセットは造作で作ってもらうということにしていたのでこちらも不要でした。
タカラスタンダードのシステムバス「リラクシア」
次にお風呂です。こちらも同じくホームビルダー向け商品の「リラクシア」を見せてもらいました。
このリラクシアも壁面はすべてホーローなのでお手入れは水で流すだけでOK。そしてマグネット式のタオル掛けなどが使えるので超便利です。こちらも以下の仕様で見積りをしてもらうことになりました。
ショールームの人がデモンストレーションで見せてくれたのが、このホーローの壁を金だわしでゴシゴシしてもキズひとつ付きません!というもので、全員「ホーローすげーーー!」となりました(笑)。ビルダー商品でないものはたしか浴槽もホーローにすることができたはずですが、かなりお高くなります。
ということで、リラクシアの見積もり時の仕様は以下のような感じ。
- 浴槽はFRP浴槽の中に段差があるもの(半身浴や節水できるやつですね)
- カウンターや棚類は黒
- アクセントパネルは通常クラスのもの
- シャワーヘッドは3段階に水流が切り替えられるもの
- マグネット式の「どこでもスピーカー」
この「どこでもスピーカー」に僕が一目惚れしました(笑)!壁面がすべてホーローなので好きな場所に取り付けてお風呂の中で音楽を聴くことができます。もちろん防水。
マグネットのところならどこでもくっつけることができるので、お風呂だけでなくキッチンパネルでも使用可能。お料理をしながら音楽を聴くことができます。もちろんタカラのシステムバスやキッチンじゃないと使えないというわけではありません。
でも磁石がくっつく壁ってそんなにないよね
冷蔵庫にくっつけてもよさそうだな
ちなみに壁の振動を使い音を出すというものなので机の上に置いただけとかでは音はほとんど聞こえません。
ちなみにカウンターを黒にすると水垢が超目立ちます…
そして次はLIXILへ
タカラスタンダードでかなり盛り上がったあと、お隣のLIXILへ。LIXILのショールームはおしゃれでした。
まず「アレスタ」というシステムキッチンを見せてもらい……やっぱりデザインいいね~となったんですが、妻はどうしてもタカラスタンダードのホーローの手入れのしやすさが忘れられなかったようです。
そして次はお風呂ですが、これも同じような感じで。事前予習ではLIXILで決める気まんまんだったんですが(笑)。
CMでやってる「スパージュ」なら欲しいと思ってたんですが、どう考えても手が出るような金額じゃなかったので;;
トイレはなぜかタカラスタンダードでは見なかったので、トイレを見せてもらい、すぐ決めました。掃除がしやすい。名前は忘れた(笑)。
LIXILで見て気になったもの
LIXILはキッチンやお風呂以外にもいろいろあって、むしろそっちが気になりました。ひとつは「ヴィンティア」という建具(ドア)です。
リンク先見ていただくと分かるのですが、シンプルでカッコいいんです。結局ドアはナガイというメーカーのものになったんですが、これも取り入れてみたかったです。
もうひとつが「エコカラット」。
エコカラットは湿度を調節したり、ニオイや有害物質を低減してくれる壁材です。来店記念にこれのサンプルとカタログをもらったんですが、エコカラットは最終的にシューズクローク、トイレに導入しました。
LIXIL端折りすぎじゃね?
いやーLIXILも良かったんだけどさあ~
最終的に採用したのはキッチンもお風呂もタカラスタンダード!
タカラスタンダードとLIXILのショールームにはこのあとも2~3回行って打ち合わせをしたのですが、最終的に採用したのは以下のようになりました。
- キッチン → タカラスタンダード オフェリア
- システムバス → タカラスタンダード リラクシア
- トイレ → LIXIL 名前忘れた
名前調べれよ
他のショールームも行ってみたかったんですが、工務店と契約しているメーカーがこの2つだったらしくだいぶ安くなりました。 定価の半額ぐらいだったような?
デザインも大事ですが、やっぱり長く使うものなのでお手入れがしやすいというのは重要ポイントですね。ちなみに妻の実家のほうもキッチンはタカラスタンダードになりました。